2年前に第一子を出産しました。妊娠中期頃からお散歩しては、生まれてくる子の為に、色々と買い揃えたものです。
そして臨月の頃、本当にこれで足りるのか不安を抱きながらも出産。生まれた時は、兎に角すべて満たされた気持ちになったものです。
そしてその瞬間から育児が始まります。
取りあえず、病院に入院中は何の心配も要りませんでした。無事退院してからのことです。
吐き戻しやよだれ等、赤ちゃんは出産前に想定していた以上にベッドをよく汚します。その為、ベッドに敷いていたタオルは、自転車操業状態に陥りました。
主人は仕事で忙しく、お手伝いも頼めない状況での育児だったので、慢性的なタオル不足には本当に困ったものです。
そんな時、大学時代の友人から出産祝いが届きました。
ちょうど産後1ヶ月後くらいの頃です。彼女も一児の母ですが、少し育児が軌道にのってきた1ヶ月を過ぎた頃、郵送で届いた出産祝いに、彼女の母としての経験と優しさを感じたものです。
そしてお祝いの品を見てビックリ!
私が欲しくて欲しくて仕方が無かったタオルでした。オーガニック100パーセントで日本製のタオル。肌触りの良く、素材の良さ、品質の良さが触れた瞬間にわかりました。
そして、認められていた手紙を見て、更に驚きました。彼女も産後、タオルが不足したこと、そして生まれてきたばかりの子の肌には良質な物を当てたいという想いが記されていました。母だから分かる思いやりだなと涙したものです。
出産祝いというと、可愛い物、遊べる物、遊び心がある物が好まれるかと思います。確かに、それらも素敵な贈り物ですが、日々使われる日用品は使う度に思い出が刻まれていくものです。
新生児・乳児を育てることは、喜びもありますが試練もあります。
「使う度に、生まれた瞬間の喜びを思い出し、また新たな気持ちになれる」
出産祝いに日用品を贈る、タオルを贈るとは、そういうことだと思います。