初めての出産ですっかり準備し忘れていた必需品、ベビーシート。

初めて子供が産まれるときのことです。

私は初めて子供を授かることにもちろん不安もありましたが、喜びがたいへん大きく、あれやこれやと子供が産まれる前から、いろいろと準備を進めていました。

ベビーベッドやオムツ、服などの日常的に使うものや消耗品を夫婦揃って買いにでかけて一通りそろったね。などと一安心していました。

そして、出産予定日が近づき、無事についに出産の日を迎えました。

無事元気なわが子が産まれ、妻によく頑張ったね。ありがとうと感謝の言葉や労いの言葉をかけ、その日は妻とわが子の居る病院を後にしたのです。

その後、退院の日がやってきて、妻とわが子を迎えに病院に車で迎えに行きました。

すると、そこには妻のご両親もおられ、みんなに改めて祝福をしてもらい、妻がわが子を抱え病院を後にするところで、私はある重大なミスに気が付いたのです。ベビーシートを買っていなかったのです。

それをつい、「ベビーシート買うの忘れてた」と声にだしたら、妻のお父さんがこちらに向かって歩いてきたのです。厳しい顔で歩いてきたので、もしかしたら、そんな大事なこと忘れるなんてと怒られるのかと思ったら、急に笑って、そんなことだろうと思った。と言われました。

義父は、自分の車(義父の車)からなんとベビーシートをだしてきました。

私は驚き、「どうしたんですかそれ」と訊ねると、お祝いに買っておいたんだと、私に手渡してくれました。私は義父のその行為の優しさにも義父の隣で、にこにこと笑っておられる義母にもつい感情がこみ上げてきて泣いてしまいました。

泣いている私に、「そんなことで泣いていてどうするのお父さん」と、妻が追い討ちをかけてきて、さらに涙が溢れてしまいました。いま思い出しても少し恥ずかしいほどです。

その後、友人や仕事の上司からとかも出産のお祝いを頂きましたが、義父のこのサプライズのお祝いが一番嬉しくいまも心に暖かく残っています。

自分が出産祝いを贈る場合は義父のようにベビーシートを贈ったら、もしかしたら、もうすでに貰うほうも持っていて持て余してしまうかもしれません。

出産祝いを贈ることは実はけっこう難しいことですよね。

なので、いくつあっても困らないオムツなどの消耗品や絵本や、おもちゃを贈るのがいいかなと思いました。